2020春Aコース【仙台空港発着】日・タイの津波験経者が交流する旅 8日間《無事終了しました》
見どころ詳細
1. 日 ・ タイさをり織り交流
さをり織りを通して日タイの交流をします。交流は「さをり研修センター」「パンガー県特別支援学校」「バントリアム村」で行います。
少し話は長くなりますが、この交流の背景には長い歴史があります。
2004年のスマトラ島沖地震のタイの津波被災地では、避難キャンプごとに様々な手仕事づくりのプロジェクトが行われました。そこで作られたものを「Tsunami Craft」と呼ぶようになりました。
そのTsunami Craftの代表が、3000人が避難生活をしていたタイ最大の避難キャンプのバンムアンキャンプで始まった「さをり織り」でした。
「さをり織り」は、日本生まれのアートワークで、自由な作風の現代手織りで、誰でも簡単に織り始められるのが特徴で、障害があってもなくても作家になれるという事で世界に広がりました。2002年にはタイの障害者の自立を目的にJICAプロジェクトとしてタイ北部に導入されました。2003年頃、タイ西部のカンチャナブリ県にあるタイ仏教寺院の日本人住職は「さをり織り」が若者の精神集中に役立つとお寺にある青少年の研修所に取り入れました。そのお寺の織り機を、2004年の津波の被災者が避難所でじっとしているのが辛く「何か仕事がしたい」という声を聞いてパンガー県に持っていったのがバンムアンでの「さをり織り」の始まりです。
なぜ、日・タイ交流なの?というのは、日本発祥の「さをり織り」がタイの津波被災地に伝わったからだけではありません。その続きがあるからです。
2011年3月11日に東日本大震災が発生したのですが、被災者の心のケアとしてさをり織りが導入されました。いろんなかたが、宮城県、福島県、岩手県などで「さをり織り」を使っての活動をしたのですが。宮古市を中心とする岩手県沿岸地域では、タイの津波被災地の経験を使った「さをり織り」を使った支援活動を試みました。それが「三陸さをり織りプロジェクト」です。活動資金の一部は、タイの津波被災者が日本の津波被災者のために作った「PRAY FOR JAPAN」と書かれたさをり織りのリストバンドの売り上げによってもたらされました。
2013年12月4日の東日本大震災1000日目からは、日タイの被災地を中心に実施する手織りワークショップと作品展「Cruise around Tsunami Havens」(愛称「被災地をつなぐさをり織り」)を開始しました。これは、たて糸を災害などの被災地で張り、よこ糸をいろんな人が織る事で、被災地とのつながりをつくり、中長期的な支援について関心を持ってもらったり、被災者の「被災地の事を忘れないでほしい」という願いをかなえるものです。
当初は、東日本大震災、スマトラ島沖地震だったのですが。阪神淡路大震災、中越地震、広島の原爆、ニューヨークの同時多発テロなど、いろんな災害に遭った地域が関わりました。タイを含む国外3カ国、19都道府県100ヶ所以上でワークショップを行い。阪神淡路大震災20年目の日に3000人が関わって東日本大震災の発生日にちなんだ総延長311メートルに達しました。
その後も活動を継続して行い。熊本地震に因んだ414メートルを突破しています。
この活動にも、タイ南部の津波被災者たちが関わりました。
今回のツアーでは、日・タイの災害をさをり織りで乗り越えた仲間が交流します。
「さをり研修センター」「バントリアム村」 は、津波被災者によるさをり織りの活動を行った場所です。残念ながら、バントリアム村でのさをり織りの活動は終了しましたが、今でも織ってみたいということなので、織り機を持っていって久しぶりに織って日本からの参加者と交流します。
「パンガー県特別支援学校」への訪問は、次世代育成という意味も込めています。タイ政府は近年、障害者の自立のための教育として「さをり織り」を 全国の特別支援学校への導入を促進しています。日タイの「さをり織り」を通じての交流は、子どもたちの取り組む意識を高めるとともに。津波から15年が経過し、津波をきっかけに始まった「さをり織り」を、次世代に技術をつなげる意味もあります。
これらに米と水が入ったセットになっていて、家族の人数によって1袋とか2袋配布されるしくみになっている。
2. 村人たちとの交流 ・ 子どもたちとの交流
このツアーの醍醐味は、村人たちや子どもたちとの交流です。彼らの暮らしの一部を体験し、楽しい時間を過ごせます。
タイの津波被災者たちは日本で災害が起きるととても心配してくれます。東日本大震災の時も、2019年の台風15号、台風19号の時もすごく日本の事を心配してくれました。村人たちや子どもたちのとの交流は彼らに安心してもらう事が出来ます。
3. 自然を財産と捉えた復興
・ 巨大な防潮堤のない海岸
・ サスティナブル ・ ツーリズム
日本の災害復興は東日本大震災の場合、巨大な堤防を築いたり高台を作るなど大規模プロジェクトを行っています。
タイでは日本と違う形の復興をしています。自然という観光資源のせいもありますが、自然と共存した形での復興の道を選んでいます。
4. 災害を後世に伝える
スマトラ島沖地震の津波の記憶を残す工夫を見る事が出来ます。
震災遺構を人々の生活で見続けなくて良いような位置に残すなどの工夫があります。
津波で流された警備艇の保管 津波の高さと犠牲者の銘板 津波の高さをイメージするオブジェ 保存された仮設住宅
5. 住民主体の復興
住民の生活再建が早期に実施されました。避難所には1週間以内に家族単位のテントが配布され。仮設住宅は津波後3日で建設が始まったとの証言もあります。津波後一週間で政府による住民の仕事づくりの技術指導が始まり。災害復興住宅の建設もすぐに始まり、2年後には仮設住宅が解消しました。
復興住宅 政府によるせっけんの職業指導 保存された仮設住宅 復興住宅
ただし、住宅再建を急いだために、避難所生活の中で意見を聞いた時の住民のニーズと、実際に住んでみての住民のニーズに差異が生じたためゴーストタウン化した復興住宅街もあります。
6. コミュニティ ・ ベースド ・ ツーリズム
地域の誇りを大切にした住民主体のツーリズムを2007年から実施しています。日本でも今後導入されるでしょう。
7. 長期的視点に立った NGO らの支援活動
日本での被災地支援は緊急支援のイメージが強いのですが。訪問地には 津波から15年が経過しても継続して活動をしている長期的視点に立った支援活動があります。
8. 旅行者や外国人の被災者への対応
外国人観光客や外国人労働者がたくさん被災しました。外国人労働者には違法に入国した人も多く犠牲者に含まれていたと考えられています。日本も訪日観光客が増えており。ラグビーワールドカップ期間中に台風が来て訪日観光客が災害のある場所にいるケースも増えるかと思われます。また外国からの研修生が被災することもあります。タイの経験を参考にして、どのように対応すべきかを考えてみましょう。
9. それぞれの宗教や信仰を尊重した災害支援
訪問する地域は、仏教徒、イスラム教徒が混在する地域で、信仰が違っても対立せず共存している事がこの地域の誇りです。また支援団体も、仏教、キリスト教など様々な信仰を背景にした団体があります。お互いの信仰を尊重する多文化共生を体感してみましょう。
10. ホームステイ
イスラム教徒の住む人口300人の小さな村にホームステイをします。
タイの田舎の生活を体感してください。
11. タイの温泉に入る
タイ南部には温泉があります。お楽しみに。
水着着用です。一応、源泉です。
お申し込みはマイチケットまで。
マイチケットのページはこちら。
申込書ダウンロードはこちら。 Microsoft Office Wordファイル形式
(株)マイチケット・岩井宛
住所:〒660-0084 尼崎市武庫川町 4 丁目 27-1
TEL:06-4869-3444 FAX:06-4869-5777
E-Mail : iwai@myticket.jp 担当:岩井
営業時間:平日 10:00~18:30、土日祝は休業
■タイトル ツナミクラフト復興タイ験ツアー2020年春Aコース 日・タイの津波経験者が交流する旅 8日間 ■日程 2020年2月6日(金)~2月14日(金)仙台空港発着 6泊8日 食事17回つき(機内食除く) ■旅行代金 仙台発 198,000円 関西空港発 一般:220,000円 学割: 210,000円 ※旅行代金に含まれないもの。仙台空港使用料720円、関空使用 料 3,100 円、国際観光旅客税1,000円、タイ空港税約 2,910 円、 燃油サ ーチャージ約7,640円(2019年11月現在)※燃油サー チャージ費が変動する場合があります。 ※ 一人部屋指定料金 10,000円 (ホームステイを除く) ■利用予定航空会社 タイ国際航空 ■最少催行人員 3人
■添乗員 添乗員は同行しません。 ※ツアーの呼びかけ団体であるツナミクラフトからスタッフ が全行程参加。タイ国内は現地ガイドがつきます。5名以上の 参加者がいる場合日本語・タイ語通訳がつきます。 ■宿泊 プーケット市:プーケットメルリンホテル及び同等のホテル クラブリ町:ブンピアリゾート及び同等のホテル ナムケム村 :津波避難所兼青少年センター タレーノーク村:ホームステイ ■申込締切 2019年12月27日 ※航空便の手配など出発前の準備に日数を要します。できる 限り期限までにお申し込みください。 ※期限を過ぎてのお申し込みはお問い合わせください。
■プログラム呼びかけ団体 ツナミクラフト 公式サイト http://tsunamicraft.asia/ ■旅行企画実施 エアーワールド株式会社 大阪市中央区内 本町2−2-14−207号 観光庁長官登録旅行業961号/日 本旅行業協会(JATA)会員 ■問い合せ申込み 株式会社マイチケット TEL 06-4869-3444 FAX 06-4869-5777 担当 岩井 iwai@myticket.jp 営業時間 月~金 10:00-18:30 土・日・祝 休み エアーワールド㈱代理店 日本旅行業協会(JATA)協力会員/兵庫県知事登録旅行代理店業第 142号 総合旅行業取扱管理者:山田和生 ※仙台空港、関西空港以外の空港から出発後希望される方は ご相談ください。関西空港とほぼ同等の料金で利用できます。
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