世界最大のウミガメ「オサガメ」の上陸に遭遇

スタディツアーで学生たちを連れて来ていたラノーン県タレーノーク村で世界最大のウミガメと言われる絶滅危惧種オサガメに遭遇しました。

出現したのは2020年2月12日の朝です。場所はタレーノーク村の海岸で、昨日漁師体験として地引網をした砂浜で、2004年スマトラ島沖地震の時に8人の子どもと1人の先生が亡くなった小学校の跡地の近くでした。

午前6時30分ごろに砂浜にいるのが発見された。人口300人の村では一気に情報がまわった。タイではウミガメが砂浜に来た場合、軍に管理される事になっていて、人々は近づいてはいけないことになっている。

私たちはホームステイ先で朝食をという感じだったのですが。村人の情報とスマホに小さく写った画像を見てオサガメだと確信し。スタディツアーの参加者の一人が望遠レンズつきのカメラを持っていたので、それを持っていくようにと伝え参加者とビーチへと向かった。

午前8時頃、オサガメは海に向かって歩き出していました。
海岸沿いには30人ほどの人が集まって遠くのウミガメを見つめていた。
サイズ的にはおそらく2メートル弱はあると思われました。

遠くに海へ向かって歩くオサガメが写っている

村人曰く13年ぶりの上陸だったらしい。
オサガメはクラゲを食べていると考えられますが、クラゲと間違えてビニール袋や風船、たばこやお菓子の包装、釣り糸などを捕食している個体を多数確認されています。また、漁業によって間違って網にかかったり。卵などを食用にしたりしていたこともあり個体数が激減していると言われています。
そのためオサガメは、国際自然保護連合(IUCN)が作成した絶滅のおそれのある野生生物のリスト 、いわゆるレッドリストに載っています。
また、オサガメは水槽での飼育が出来ないので水族館では見る事が難しいそうです。
昨年から今年にかけて、タイのパンガー県からプーケット県にかけてオサガメが上陸したというニュースがありましたが、まさか本物を見れるとは思いませんでした。
今年の1月に、京都府京丹後市の琴引浜鳴き砂文化館にて、 2013年1月に琴引浜のある網野町の海岸に打ち上げられたオサガメの剥製が展示してあるのを見て来たばっかりだったので。ちょっとびっくりしました。

オサガメは、午前8時10分過ぎに海へと帰りました。
ただ、若者がウミガメを追っかけるという事件があったのが残念です。かなり慌てて逃げていました。
オサガメの体重は何百kgにも達するので、上陸も大変ですし、ましては逃げるのに相当体力を消費すると思われます。くれぐれも、発見したときは、脅かしたり追いかけるなどをしないように願います。