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被災地をつなぐさをり織りin稲むらの火の館 展示作業終了 12月24日から27日まで公開

被災地をつなぐさをり織りin稲むらの火の館 展示作業終了 12月24日から27日まで公開

数日かけて、和歌山県広川町の「稲むらの火の館」での展示作業が出来ました。

ぜひお越しください。

広川町は防災で世界遺産、徒歩でいける隣の湯浅町は醤油で世界遺産という、世界遺産が隣接している珍しい地域です。

11月5日が世界津波の日の元になった安政南海地震のあった日なのですが、新暦に直すと1854年12月24日のクリスマスイブになります。

世界津波の日を決める時に、直近の大災害の日より、昔の津波から逃げることに成功し、私財を投げうって将来の津波に備えつつ、被災者たちの仕事をつくり普段の生活に戻る手助けをしたきっかけとなった日を世界津波の日と設定した。何故、新暦の12月24日にしなかったのは、年末の忙しい時期で、クリスマスイブの楽しい日に避難訓練とかするのは無粋ということで、11月5日にしたそうな。

プーケットの日本人慰霊碑の式典もスマトラ島沖地震の12月26日のピークシーズンから、世界津波の日が制定されてから11月5日に変更したそうです。クリスマスのピークシーズンと年末の仏事の多い時期に日本仏教会からお坊さんを招待しなくて良くなったことと。11月5日はハイシーズンの始まりなので、世界津波の日を利用してスタッフの非難訓練をして、ハイシーズンのお客様の安全に案内できるようにできます。メリットが大きい。

今回の展示は、香港で9月1日から39日間展示をしたものを参考にした立体展示です。

メイン会場は、非常時に避難所になる場所なので、備蓄物資や子供たちが地域元気をしたポスター展示を生かしたものとしました。

今回は、1953年12年25日に香港で5万8000人が焼け出された大火災の要素も加味しました。昭和の甲子園球場が5万6000人とか5万8000人と言われていましたが。それだけの人が家を失ったのに死者ケガ人が無茶苦茶少ないのが香港のすごいところ。こちらも見習いたい。

スマトラ島沖地震の12月26日に近いのも「稲むらの火」の館で展示をする理由で。冬至に近く日が短いこの寒い時期に被災者の逃げ道を知らせる。夕方の津波だったので、炎の灯りを照らすことで、瓦礫等に挟まれた人の救出に役立てる。そして、塩水に浸かりずぶ濡れになって冷えた身体を炎は温めたに違いない。そうでないと、生存率97%は実現できない。

といいうことで、去年よりバージョンアップしたのでぜひ見にきてください。

安瀬南海地震は実際にはどうだったのかをイメージするのにピッタリです。

展示の費用はクラウドファンディングで、集めているのでご協力ください。

ご協力をお願いします。

1月17-22日の西宮の甲東園もバージョンアップしますのでよろしくお願いします。

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