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被災地をつなぐさをり織りin甲子園 2020-2021 1日目 12月26日

被災地をつなぐさをり織りin甲子園 2020-2021 1日目 12月26日

2020年12月26日は、2004年インド洋大津波から16年目の日です。
見事に晴れ上がりました。
今年は、新型コロナウイルスの流行のために展示会場の確保が難しく。結果として、昨年と同じく甲子園にある西宮市立網引市民館で実施することになりました。

普段の公園に突然色とりどりの布が飾られ、布についた写真に太陽があたりキラキラと輝いているので。いったい何が起きたのかと思いいろんな人が作品に吸い寄せられてきました。

展示作業は、大阪府の箕面市の方から甲子園までボランティアに来てくれた方がいて。とてもスムーズにできました。

たった6時間だけの展示で、しかもコロナということで積極的な宣伝活動をしていないにも関わらず約70人の方が見に来てくれました。
そのほとんどは、公園内になにかカラフルなものがあるから近づいて来た方です。

次回は、1月16日に同じ会場で展示します。
今回、見逃した方はぜひお越しください。この日は、織りつなぎのワークショップを実施します。

日時 2021年1月16日 土曜日 11時から16時
場所 西宮市立網引市民館 兵庫県西宮市網引町7-1 網引公園内
織りつなぎは参加無料 雨の場合は屋内展示と機織り体験になります。

消毒用アルコールやコロナ追跡システムも設置
小さな子どもが率先して消毒に協力してくれる

さて、被災地をつなぐさをり織りの展示活動をしていると、必ずと言っていいほど不思議なご縁を感じることがあるのですが、今回もありました。

取材に来た方が、7年前に岩手県宮古市で取材してくれた方だったんです。

なぜわかったというと、取材のアポイントの電話がかかってきたときに携帯電話に名前が表示されたのです。ところが、名刺交換をした履歴がなかったのです。同じ新聞社に同じ姓の方があと2人いて名刺交換をしていたのですが、両方とも携帯電話の番号が違っているんです。それで、過去のメールを携帯電話番号で検索したところ、7年前に電話とメールのやりとりをしたことが記者さんだったんです。

普段は関西の支局で働いているのですが、東日本大震災3年目の取材の都合で応援要員として2週間だけ岩手県宮古市に行っていたそうです。町を歩いていると、明るい色をした布が飾ってある店を見つけてふらっと入ったのが、三陸さをりプロジェクトで中心となって動いてくれている大森さんの店だったんです。そこで、さをり織りを知り。ちょうど、今回の「被災地をつなぐさをり織り」のたて糸の準備をしているときだったので、その流れで宮古市から私のところに電話がかかってきたということでした。
そういうことで、電話やメールをした形跡があっても名刺を交換していなかった。
かつて、香川県で取材してくれた記者さんが転勤で兵庫県に来たところ、こちらでも取材してくれることになった記者さんや、東京で取材してくれたのちに北海道に転勤をしていて北海道で取材してくれた記者さんがいましたが、こういうパターンは初めてです。

よく考えたら、この新聞社の同じ姓の方は、全員津波に関係する日に名刺交換しています。ひとりは東日本大震災3年目の時。ひとりは、世界津波の日。つまり、安政元年(1854年)の安政南海地震による津波の日。そして、今回の同じ姓の方は、2004年スマトラ島沖地震の16年目の日。できすぎです。

こういうことってあるんですね。

展示が終わり撤収をすると。展示会場は年末の警備の事務所になりました。

今年もあと少しになりましたが、みなさんが無事に年を越せますように。

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